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先日ロマンスカーで読んでいたジャンプの中にあったとある広告を目にして、急に読み返したくなった漫画がありました。それは……

「封神演義!」

豪華愛蔵版の広告がありまして、それでなんかもりもりと再読熱が高まった次第です。いま、寝る前にちょこちょこと読み進めております。

うーん、それにしてもこれはどっちが最初かなあ……おそらくBOOK OFFで原作をがーーーっと揃えて一気読みしたんだと思います。その後アニメ化されていることを知り、TSUTAYAへ。愛する石田さんが出ていたこともあり(※ 申公豹役です)これも一気に見ましたね!

読んでいる時も見ている時も普通に「おもしろいなあ!」「キャラデザインいいなあ!」「宝貝(パオペエ)いいなあ!」とわくわくしながら楽しんでいました。96年とか97年なのでちょっと古いかな?と思う絵柄ですがそれでも全然気にならないですね。ほんっと面白い。

相変わらずCP関係なく好きな作品なのですが、CPで考えると楊ゼンあたりが人気だったのかしら?当時のアンソロとかちょっと読む機会もあったのですが、そんな雰囲気が窺えました。

個人的には楊ゼンのようにわかりやすい美形キャラにはそこまで入れ込まないほうです。乾海にハマッているあたりからして想像つきますよね(笑)じゃあ誰が好きだったかと言うと、まず申公豹。これはアニメの石田声の影響もありますけど、とにかく黒点虎とのコンビが最高に好きでした!あと、あの立ち位置もね。

あと、聞仲!アニメの松山声(南次郎の声です)も良かったけど、そうでなくともキャラとそのポジションがいい。CPとか関係なく黄飛虎とのコンビネーションや関係性もプラス方向に手伝っていると思うし、マントと鞭もポイント高い(笑)黒麒麟に騎乗している姿など逸品です!!でもアンソロで聞仲×申公豹を見かけたときにはぶっちゃけ勘弁してほしいと思いました(笑)

そして、珍しく主人公がけっこうお気に召した漫画でもあります。あー、でもこれはアニメの影響が大きいかなあ……。アニメでは結城比呂が声を当ててたんですけど、この人ほんっとに上手なんですよ!いま活躍の場所がどこになったかわからないのですが、ヴァイスあたりで夢中になった方もいらっしゃるのでは?

彼がとにかく上手くてねぇ。太公望の魅力をあますところなく画面に乗せてくれたんですよ!ギャグもシリアスも自然にこなし、「ああ、太公望ってこんなキャラだよね」って思わせてくれる演技。これがなければ私はそこまで太公望に入れ込むことはなかったんじゃないかと思います。

登場人物が多い漫画なので、他にも玉鼎真人や太乙、それに白鶴みたいに触れたいキャラはたくさんいます。でも我慢我慢。だって言いたいことがまだ残っているから。

それはね、原作本である中国小説「封神演義」のおもしろさ!

えー、中国小説ー?魯迅しか知らなーい、ていうかよくわからなーいというお嬢さん!!騙されたと思ってヨンデゴランナサーイ!(←誰ですか)

講談社文庫から安能務氏の翻訳で出てますし、何より笑えるのが「封神演義完全ガイドブック」なるものまであります(笑)いやほんとだって!これがまたとぼけた作りで最高なんだって!!(力説)

当然漫画のほうは藤崎氏がアレンジを加えているところも多々ありますので、漫画を知っている方が読むと最初「イメージが…!」と思うかもしれません。でもね、よーーーく読み進めていくとそんなこともないんじゃ……?って思えてくるんです。

当然何百年も前の中国の小説ですから、皆さんが想像するような水墨画的風景とお決まりの仙人服の世界でいいと思うんです。だけど、なんか藤崎のデザインでも「正解」のような気がしてくるんですよ。

仙・道・人・妖入り乱れてハイテク技術をベースにしたアイテムで戦うという突飛でファンタジックなエキスを掬っていくと、なんかいわゆる「中国っぽい」絵じゃないほうがしっくりくる……?とか思えてきちゃうんです。

私は漫画→原作の順序だったんですけど、おそらく逆で読んでも大丈夫だったと思います。そして、最終的に感じることも同じだったんじゃないかなあとも思っています。まず、原作である「封神演義」の「新しさ」。小説自体は16世紀当たりに文字化されたのかな?それ以前も口承文化の中で培われてきたらしいのですが、そうとは思えない斬新さです。もちろん殷の歴史や政権交代など歴史的なことも含まれていますが、小難しい感じはまったくありません。訳がいいからかもしれませんね!

そして漫画化したほうの「封神演義」はとにかくデザインセンス。あの小説を読んでああいう装束や宝貝(パオペエ=まあ、ハイテク武器ですわ:笑)にしようと思った発想とセンスが凄い!世界最強の雷公鞭をあんなアイスクリームもどきにしようなんて誰が考えるか!!(笑)あと黄巾力士(ロボット)とか!最高だから!

結局のところ、原作も漫画も私はその発想力とセンスに打たれているんだと思います。いくら文章が上手くても、いくら絵が上手でもこれがベースになかったらわくわくさせるような作品は作れないですものね!つくづく頭の柔らかさや発想転換には憧れます。

集英社の回し者ではありませんが、この機会に「封神演義」をお勧めしておきます(笑)同時に「西遊記」「水滸伝」「三国演義」あたりの三大怪奇小説や、「紅楼夢」「金瓶梅」(エロ本扱いされることもある:笑)といったチャイニーズクラシックもおもしろいよ~とこちらもオススメさせていただきま~す。

ぶっちゃけ昔の作品のほうが面白いと思うよ、中国小説……ごにょごにょ。

☆☆☆お知らせ☆☆☆

えー、昨日不良に絡まれる薫を助ける乾という青春ストライクなSSを書いている裏で、とってもただれたものを書いていました(笑)でもねー、きっと真相を知ったらただれたくなると思うのさ!あーーはっはっは!

なんのことじゃ?と思われた方はお馴染みピーコさんちPigpet様へいらしてくださいな!「イヌカイ」コンテンツに先日(おととい?)開催された突発絵茶ログが掲載されています。その中で生まれたとあるプレイにまつわるSSが裏ページのほうへ掲載されています。

普段エロを書かないのはエロは書くより読むほうが萌えるからなんですが、ここまで美味しいネタがあれば別です!さらっとするっと書きますぜ!

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